SDS法とは 例文 メリット 研修とトレーニング 

SDS法営業 事業企画
SDS法

SDS法とは、要点(Summary)、詳細(Details)、要点(Summary)の順に、事実をわかりやすく伝えるフレームワークです。本投稿では、SDS法の例文、他の話法との違いや活用シーン、メリット・デメリット、研修とトレーニングについて記載します。

SDS法とは

SDS法(エスディーエス法)は、事実を簡潔に伝えることができます。汎用的で、ビジネスや日常生活において活用することができます。

話の冒頭で、要点(Summary)を伝えることで、相手側に何の話なのかを認識してもらいます。聞く準備をしてもらうのです。次に最初に話した事項の詳細(Details)説明です。最後に改めて、要点話すことで、記憶にとどめてもらいます。この順序で行い、一貫性を持たせることで、自分の伝えたい内容がより伝わりやすくなります。

研修風景

SDS法の例文・利用シーン

営業のクロージング(SDS法例文)

SDS法は、一つのメッセージを短時間でわかりやすく伝えることができるために、営業のクロージングシーンで活用できます。

要点(Summary)例文

がんの備えにはがん保険がおすすめです。

詳細(Details)例文

一般の医療保険は、入院が給付の条件です。がんは入院費だけではなく通院費がかさむ傾向にあります。一般の医療保険ではがんの治療費をカバーできないことがあります。

要点(Summary)例文

通院費もカバーできる、がん診断給付金をつけたがん保険をおすすめします。

上司への報告(SDS法例文)

多忙な上司に対しては、簡潔に報告することが求められるシーンが多いです。SDS法では、一つのメッセージを上司に報告したいときに適しています。

要点(Summary)例文

業務改革プロジェクトの社内打ち合わせの日程の件です。

詳細(Details)例文

打ち合わせに必要な、情報システム部の会議用資料の提出が2月の上旬になる見通しです。

要点(Summary)例文

打ち合わせは、2月13日午後か2月14日午前どちらが都合がよろしいでしょうか。

日程を決めるときの原則ですが、いつがよろしいでしょうかではなく、選択肢を提示したほうが決断を促しやすくかつ、期間管理を行いやすいメリットがあります。

自己紹介やスピーチ(SDS法例文)

その他SDS法の活用方法として、自己紹介やスピーチが効果的です。簡潔に事実を伝えることができます。

要点(Summary)例文

A社の営業担当〇〇と申します。

詳細(Details)例文

製造業のお客様向けに、簡単かつ精度が高い、AI画像処理による自動検品システムを扱っております。

要点(Summary)例文

品質向上効率化をお考えの際は、是非A社の〇〇にお声がけください。

SDS法と他の話法の違い

PREP法との違い

PREP(プレップ)法は、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の順で話します。SDS法よりも、具体例や理由を加えることで、論証したり、理解を深めることに適しています。提案書の構成によく使われます。

PREP法について、詳しくは下記投稿もご参考ください

DESC法との違い

DESC(デスク)法とは、Describe(描写する)、Explain(説明する)、Specify(提案する)Choose(選ぶ)の文章構成です。

DCS法は、一つの情報伝達に適していますが、DESC法は相互尊重のアサーティブコミュニケーションスキルです。相手を受容し状況を配慮しながら、相手に提案を行い選択を促します。

DESC法について詳しくは、下記投稿もご参考ください。

提案

SDS法のメリット・デメリット

SDS法のメリット

簡潔に素早く情報を伝えられる

SDS法は要点から入り、詳細部分で要点を解説します。要点で終わるのでので何の話か理解しやすく、簡潔に情報を伝えることができます。短時間で情報を伝達する際に効果的です。

習得が容易で、活用範囲が広い

SDS法は他の話法に比べ、シンプルで習得が比較的容易です。伝える技術としては汎用性が高いので様々なシーンでの応用が期待できます。

SDS法のデメリット・注意点

複数の論点を伝えるには不向き

SDS法は、単一の論点による簡潔さが特徴です。複数の論点がある場合にはかえって聞き手が混乱しかねないので、明確に論点を区分する必要があります。

根拠・理由を示さない

SDS法は、PREP法と違い理由や根拠を提示しないので、事実を伝えるのには適していますが、自分自身の見解や主張には弱い側面があります。

対話を想定していない

SDS法は、簡潔に伝える話法です。プレゼンテーションや文書など、主に一方通行で利用されます。

対話などの場合は、相手の反応などの変化球や、相手の情報を聞き取るヒアリングスキルと組み合わせたり、使い分けをする必要があります。ヒアリングスキルは質問力が重要す

質問力について詳しくは、下記投稿もご参考ください。

質問力
自己紹介

SDS法の研修・トレーニング・まとめ

SDS法は、ビジネスの話法として初歩的ですが様々なシーンでの活用が期待できます。習得については、想定されるシーンごとのトレーニングによる研修が有効です。PREP法やその他の話法と組み合わせてビジネスコミュニケーションの基礎研修として効果的です。

研修プログラム例

①講話:伝える技術の話法(SDS法、PREP法、DESC法)

②演習:話法のシーンごとの演習、ロープレ

③フォローアップ:実践におけるケーススタディと活用状況のチェック

業種、職種や、階層レベルに応じたカスタマイズ研修を実施しています。相談と提案は無料です。気軽にお問い合わせください。

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