ビジョン・あるべき姿を思い描く方法(理想の自分・組織・事業へ)

営業 事業企画

人や組織にはビジョン・あるべき姿を思い描くことが重要です。自分にとって、組織にとって理想の姿をイメージすることによって、何を選択すればよいのか、どのように心がけて毎日を過ごせがよいのかが明らかになってきます。ゴールを決めないと、進む道も迷いがちになります。本投稿では、人や組織があるべき姿を決めていくためにどのような思考が必要かについて記載します。ビジョン・あるべき姿が具体的であればあるほど、日ごろの取るべき行動も、より明確になってきます。

ビジョンとあるべき姿 筆者作成

自分の価値観を知る(使命、経営理念、創業の精神)

あなたが大事にしていることは何でしょうか。どのような時に嬉しく、どのような時が悲しいのでしょうか。まず、自分の内面に立ち返る必要があります。これまでの人生を振り返ってみましょう。過去のアルバムを見るとその時感じたことや思いでがよみがえってくるかもしれません。どのように両親に愛され育てられてきたのか、幼馴染と楽しかった記憶を思い出してみましょう。尊敬していた先生はどんな人であったのか。そして人生でいろいろなつらかったこと、楽しかったこと、工夫したこと、乗り越えていった試練が、今現在自分の人格形成にどのような影響を与えてきたのか、箇条書きにしてみてもいいかもしれません。道は必ずつながっています。現在は過去の選択肢の結果なのです。未来への道筋は、まず、過去たどった道のりを振り返ることから始まります。

過去を振り返る中で、自分の人生の目的は何だろうか?その中で自分は今どの地点にいるだろうか?を考えます。人生の生きる目的を使命といいます。何のために生きて、そして周囲と調和してよい関係を作ってきたのかを考えます。

組織・事業であれば、沿革です。創業者がどのような思いで起業したのか。軌道に乗るまでにどのような試練を乗り越えてきたのか。どうして事業は成長し、また停滞してきたのか。今の幹部はどういう経緯で入社してきて、組織を支えてきたのか。拠点の進出はなぜ行われ、そして撤退のしたのか。どのような事業をはじめに行い、現在までに事業を、何故変化させてきたのかについて振り返ります。

事業にとって根源的なのは経営理念や、創業の精神です。何の目的で、事業を行い社会に貢献するのかの価値観に立ち返るのです。

経営理念についてのは下記投稿もご参考ください。

ゼロベースに立ち返る

過去を振り返り、使命や創業の精神に立ち返った後でいったん、すべてゼロにします。あるべき姿を考えていくためには制約を外す必要があります。思考は有機的につながっています。過去や現在の姿から未来を引き延ばす形が、あるべき姿につながっているわけではありません。「自分の人生はこんなもの」「うちの会社はこのくらいだろう」という考えが、自分自身や事業の潜在的な能力を表しているのでしょうか。これまでの挫折の歴史によって、あきらめの気持ちがあるのかもしれません。いったんそれをゼロにしましょう。できる出来ないではなくて、実現したい夢を描くのです。

ビジョン・あるべき姿を描く

ありたい姿は比較的容易に思い浮かべられるかもしれません。ありたい姿は、自分がどうなりたいのか、何を望むのかを制約なしに思いうかべてみましょう。

ありたい姿ではなくあるべき姿は、そこに社会性が入ります。周囲にとってもよい姿があるべき姿なのです。7つの習慣の第2の習慣でも触れました通り、自分の最後の時を迎えたときに、見送ってくれる周りの人々に、どのように自分を語ってほしいのかを思い浮かべます。第4の習慣である、Win-Winの関係も重要です。ビジョン・あるべき姿とは、7つの習慣の公的成功と考えてもよいでしょう。7つの習慣については下記投稿もご参考ください。

組織でいうと事業を展開することによって、顧客や社会に貢献する姿です。ビジョン・あるべき姿は、できる出来ないは前提にしないで、誰にどんな価値をもたらすのかを中心に考えます。

組織であればビジョン・あるべき姿は、一つ目はトップの意思を表します。二つ目は組織のメンバーと共有化し、願望を体現します。三つ目は社会の期待に応えるものです。組織が、個人が将来、そうでありたい姿を具体的に描き、周囲や社会に貢献すること言葉にしたものです。ビジョン、あるべき姿を描くには、今までの歴史を振り返り、自らの価値観を確かめます。そのうえでゼロベースで、将来ありたい姿をもって社会や周囲への貢献を行う、具体的なイメージを描きます。ヒントとしては、先人たちのビジョン・あるべき姿参考にする方法もあります。

アマゾン創業者 ジェフ・ベゾスの 事業ビジョン・あるべき姿の例

アマゾン創業当時のジェフ・ベゾスも「世界最大のセレクション」というビジョンを打ち出しています。アマゾンのロゴマークにはAからZまで矢印が伸びており、「どんな商品でも扱っている」ことをイメージさせます。アマゾンならではのユニークな購買経験(Eコマース)を提供する。結果、購買者がたくさん訪れる。すると多くの売り手が集まってくる。売り手が増えると購買者の選択肢が増え、経験が充実する。さらに顧客が増えて成長することが低コスト、低価格をもたらし、さらに魅力的なサイトになるという好循環になる。というビジョン・あるべき姿を描いていました。

地球上で最もお客様を大切にする企業を目指しているアマゾンは、2020年7月4日時点で時価総額1,564US Billion$で、時価総額世界ランキング第4位につけています。

イオンモール 経営ビジョン

  • アジア50億人の心を動かす企業へ
  • 私たちは、パートナーとともに、地域の魅力を磨きつづける究極のローカライズに挑戦します。
  • 私たちは、一人ひとりがLife Design Producerとして、商業施設の枠組みを越え、新たな「暮らし」を創造する事業領域を拓き、成長し続けます。
  • 私たちは、世界中の拠点をはじめとする全ての資産を活かし、永続的に発展することで、強い財務体制と強固な事業基盤を構築します。
  • 私たちは、革新し続けるプロフェッショナル集団です。
  • 私たちは、お客さまに徹底して寄り添い、生涯わすれえない思い出となる最良の体験を共有します。

デロイト トーマツ グループが発表した「世界の小売業ランキング2020」によると、イオン株式会社の売上高は世界第13位、日本では第1位です。

アマゾンとイオンの共通点は基本ですが、お客様目線であるということです。

アマゾン:地球上で最もお客様を大切にする企業を目指しています。

イオン:お客さまに徹底して寄り添い、生涯わすれえない思い出となる最良の体験を共有します。

お客様を大切にすることをを通じて社会に貢献する姿は、ビジョンとあるべき姿の普遍的な原則といえるのではないでしょうか。

まとめ

事業の存在価値である経営理念や、生きる目的である使命と並んで、ビジョンやあるべき姿を普段から意識することが非常に大事です。事業でも人でも、目的地の具体的なイメージを描くことが、思うように事業を行い、または生きることのためには必要なのです。ビジョン・あるべき姿を明確にして、具体的に日々行動の積み重ねを行いましょう。

プロフィール
顧客志向研究所
顧客志向経営研究所

経営コンサルタントの国家資格である中小企業診断士です。
上場企業経営者から、中小企業、個人事業主に至るまで、数百の経営者の相談業務、ファシリテーション、社員教育の実績があります。
中立的な立場で、課題解決に役に立つ情報提供を行うことを理念としてます。

そのほかの主な経歴
・外資系生命保険株式会社に在籍し、顧客課題のヒアリングから法人契約営業近畿地区2位(キングオブキングス賞)

・MDRT(全世界74か国生命保険営業上位1%の成績基準達成)

・上場直前ベンチャー企業にて採用人事企画の経験

・上場コンサルティング会社での営業経験

・経営改善計画の策定経験(信用保証協会 バンクミーティング)

営業人材育成・人事分野から事業計画策定を得意としています。

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