理想の会社へ、従業員満足度を高め、会社と一緒に成長しよう!

営業 事業企画

理想の会社とは経営者や社員が一体となって作るものです。本投稿では、従業員満足度と成長が会社業績につながる理想の会社について、経営者、マネージャー、社員の姿勢について記載します。

一方では、経営は甘いものではありません。競合としのぎを削り、差別化をはかり利益を確保して生き抜く必要があります。理想と現実のギャップの中で、どのように実現していくのかを考察します。

理想の会社

理想の会社とは職場の人間関係が良好で、社員が生き生きとして働いています。経営者は、社員を家族ぐるみで大事にします。社員も、会社に貢献したいと顧客のために自分を磨きます。誰しもそのような会社で働きたい、経営したいと考えることでしょう。

従業員満足度

理想の会社にとって、従業員満足度向上は基盤です。従業員満足度は様々な要素で構成されています。給与などの処遇もそうですが、仕事のやりがい、職場の人間関係、自己実現と希望など社員それぞれの価値観によって多様です。

従業員満足度が向上すれば、社員のモチベーションが上がります。会社への忠誠心が芽生え、貢献意欲が出てきます。仕事に取り組む姿勢が真摯になり従業員は成長します。

成長した従業員は、業務レベルが向上し、顧客への提供価値があがります。業績が向上し、従業員へ還元として給与が増え、そればまた従業員満足度向上につながるわけです。

理想の会社のスパイラル(筆者作成)

採用時の留意点

採用時は従業員満足度にとって大事です。採用はご縁です。経営も希望者を無限に採用することはできません。反面、採用したくても応募者がなければ会社にあった人を採用することができません。ともすれば、経営から要求された人、足りない人手を補完するために、採用を急いでしまうケースがあります。従業員満足度の逆の定義である不満と離職は、こうしたときに起こりがちです。

採用の際に、会社や将来の処遇を良く見せすぎてしまうことがあります。幹部候補、役員候補、将来の経営者などつい将来の期待についてオーバーに言ってしまうことがあります。採用時に言った言葉が実現すればよいのですが、何らかの事情で実現しなかったときは、従業員の不満や離職につながります。

対策としては、本当に会社としてそう考えているのであれば、採用時に幹部候補、役員候補と伝えるのは良いのですが、担当者レベルや部門レベルでの考えであればオーバーコミットになりかねないので注意が必要です。会社として、期待していたが実現しなかった場合は、足りなかった部分をしっかり伝えたり、機会は十分に与えるなどの十分なフォローが必要です

採用のホームページでも自分の会社を良く見せるのは当然ですが、入社後の期待外れの影響がないように、採用時に実態を伝えていくことも必要です。

これは特に重要なことですが、採用することが目的ではありません。採用して活躍していただくことが目的であることを忘れてはいけません。

退職時の留意点

従業員の退職は定年退職を除き、従業員の不満足の表明であることが多いです。予期せぬ退職は、会社に対する損失も多大です。退職の原因追及は、同じことが起こらないためにも大事です。ともすれば、上司の責任問題にもなりかねないので、回避されがちです。罰したり責任を取ってもらうのではなく、改善するために行うべきです。

退職する社員は、立つ鳥跡を濁さずで、本音をなかなか言ってれない場合があります。直属の上司でなく、第三者が退職理由について、話を聴くことは今後の対策として大事です。何か不具合があっても、すぐに上司を罰するべきではありません。気づきの機会として、上司の上司がフォローするとよいでしょう。

経営者が心がけること

前段にも触れましたが、経営が甘いものではないことは、経営者自身が一番体感しているところです。競合との価格競争の中で利益を上げて入金されないと、従業員への給与も支払えません。借入があれば、代表者自身が連帯債務を要求されます。経営が失敗すれば、自分だけではなく大事な家族が路頭に迷います。 

そんな経営者の重圧を従業員は理解してくれるでしょうか。十分に理解してもらうのは難しいのが現実です。どうすればよいのでしょうか。

ひとつ目は、従業員が経営者に恩を感じたとき、それが会社と経営者自身に戻ってくる、徳の精神を再認識することです。

長い時間はかかる場合はありますが、施した恩義が、我が身に返るのは、世の中の普遍的な理です。

ふたつめは、会社の仕組みとして業績管理と評価の透明性を高める方法があります。これについては、別の投稿で詳しく解説します。

3つめは、経営者自身が成長意欲をもつことです。経営者の人格は、会社のありように大きな影響を与えます。経営の重圧に耐え、従業員に笑顔を見せて、その成長を見守る度量を持つのです。従業員は子供と同じです。従業員は、経営者の言う通りに成長するわけではありません。経営者の背中を見て経営者の人格に見合ったようになるのです。経営者が成長すれば、従業員も成長するものなのです。

株式会社FAMILIAR 代表 溝本 臣司さんの twitterコメント

幹部、マネジメントが心がけること

経営者と従業員の板挟みになるのが、幹部です。経営者が間違った方向にいった場合、どうすればよいのでしょうか。経営者の方だけを見ていれば、部下の離反を招きかねません。

高度な調整力が必要ですが、経営者に受け入れられる形で、経営者の間違った方向を修正するのです。直言すれば疎まれかねません。外部の意見として、専門家に忠告させるのも一つです。経営者が一目置く優れた外部の専門家でなければなりません。時間をかけて行動や実績をもって、経営者を納得させるのも一つです。

部下のマネジメントは、部下の言いなりになるのわけではないのですが、部下の話をよく聴くことです。部下の自己承認を即し、成長意欲を高めるのです。夢や希望を膨らませてあげてください。押し付けではなく、部下自身に高い目標を掲げさせるようにするのです。

従業員が心がけること

逆説的になりますが、だれにとっても理想の会社は存在しません。従業員自身が理想の会社にするように働きかけるのです。仕事のあることの感謝、経営者や上司への敬愛、ベテラン社員の経験への敬意をもつように、心がけることが大事です。

人間だれしも欠点があります。粗もあるでしょう。それに対して不満を持ってしまえば、それは相手に伝わり関係はよくなりません。

よい部分を見ましょう。その心がけが相手に伝わります。伝わった相手とは良好な人間関係が築くことができます。そして、相手もあなたにはもっと良い面を伸ばそうとするでしょう。そのサイクルが、従業員の立場としてできる最大の、理想の組織づくりとなります。

従業員満足度経営の事例(株式会社長坂養蜂場 at Will Work ホームページを抜粋)

はちみつの生産・加工・販売を行う株式会社長坂養蜂場は、創業80年以上の静岡県浜松市にある老舗企業です。3代目社長・専務として会社を引き継いだのは、長坂善人・恭輔の兄弟でした。

長坂養蜂場のスタッフは地元の顔見知り同士で絆が強く、昔から社内の雰囲気がよい会社でした。ところが、事業規模の拡大がプレッシャーになり、次第にスタッフは疲弊し、関係性もギクシャクしたものになってしまったのです。

1年間の検討を経て練り上げた理念は、“ぬくもりのある会社をつくりましょう”というものでした。ぬくもり ( 思いやり・心遣い ) をお客様へ発信するためには、まずは社内にぬくもりが溢れて いなければ実現しないと、長坂兄弟は考えました。

長坂恭輔専務 「今までは“顧客満足”という言葉をよく使っていました。でも本当に考えなければいけないのはもっと前の段階の“従業員満足”なのです。

自社製品のプレゼントや、全スタッフに対する月1回のカイロプラクティックの無料提供、そして従業員のみならずその家族の記念日にも有給休暇を提供し、クリスマスには子どもたちにプレゼントを渡す、また子育て中の女性スタッフには子どもの人数分の助成金を出すなど、多くの施策を実行しました。

また、事前に顧客の理解を求め、マーケティングデータ(時間別売上高など)を分析して営業時間348時間短縮の労働時間革命をおこないました。

その結果は、顧客からのクレームゼロ。売り上げ前年比100%維持。また年末年始時期の売り上げにいたっては、4日休暇があったにもかかわらず、前年同時期の売り上げに比べて122%と、むしろアップしたのです。

まとめ

従業員満足度向上→顧客満足度向上→業績向上という理想の会社の流れを、経営者、マネジメント、従業員の姿勢面で見てきました。給与などの処遇以外の要素も理想の従業員満足度経営には、深くかかわってきます。次回は、従業員満足経営を実現する会社の制度・仕組みについて考察します。

プロフィール
顧客志向研究所
顧客志向経営研究所

経営コンサルタントの国家資格である中小企業診断士です。
上場企業経営者から、中小企業、個人事業主に至るまで、数百の経営者の相談業務、ファシリテーション、社員教育の実績があります。
中立的な立場で、課題解決に役に立つ情報提供を行うことを理念としてます。

そのほかの主な経歴
・外資系生命保険株式会社に在籍し、顧客課題のヒアリングから法人契約営業近畿地区2位(キングオブキングス賞)

・MDRT(全世界74か国生命保険営業上位1%の成績基準達成)

・上場直前ベンチャー企業にて採用人事企画の経験

・上場コンサルティング会社での営業経験

・経営改善計画の策定経験(信用保証協会 バンクミーティング)

営業人材育成・人事分野から事業計画策定を得意としています。

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